注意事項
安全にお使いいただく上での
注意事項
ホットホース
ホットホース内部に引火しやすいもの(第一石油類・第二石油類)を入れたり、プロパンガス・都市ガス等の可燃性ガスがある場所、またガス漏れのおそれがある場所でのご使用はおやめ下さい。
引火の可能性があり、重大な事故につながる恐れがあります。
また、直接水が掛かる場所、湿気の多い場所・屋外でのご使用は避けて下さい。
- ホットホースは防爆仕様になっておりません。ホース内部に引火しやすいものを入れたり、引火しやすいものの近くでの使用は絶対にしないで下さい。
- 標準仕様の場合、防湿・防滴処理はされておりません。
- 電源を切って取り付けを
ホース取り付けの際には、必ず電源を切り、通電していないことを確認後、取り付けるようにして下さい。通電したままですと感電する恐れがあり大変危険です。 - ホースを捻らない。
ホースが捻れた状態で加圧すると、寿命の低下や継ぎ手の緩み等の原因になります。取り付けの際には、捻れが生じないようにご注意願います。
標準仕様・袋ナットの場合、手順としては、
①ホースを取り付けしたい場所・機器に雄ニップルを取り付ける。
②ホース本体を回転させないように、袋ナットをねじ込み締め付ける。 - 通電時、ホットホースを巻き重ねたり、束ねたりしない。
通電時、1本、又は複数のホットホースを巻き重ねたり、束ねたりすると、重なった部分で、異常昇温が発生し、製品を破損したり、火災を引き起こす原因となる危険性がありますので、絶対にしないで下さい。 - ホースを小さく曲げない。
最小曲げ半径より小さく曲げると、内管・補強層・ヒーター・センサー等の破損・断線の原因となります。
規定の最小曲げ半径より大きい曲げ半径でご使用下さい。
また、継ぎ手の端部より300㎜程度は直線になるようにして下さい。機器の形状等により直線にならない場合は、エルボ等で取り付け角度を変更するなどして、急激な曲げにならないようご注意下さい。 - ホースを引き伸ばさない。
ホースを自由長より引き伸ばすと耐圧力が低下したり、ホースの伸び、金具の破損につながります。 - 継ぎ手はしっかりと
ホースの継ぎ手はしっかりと締め付けて下さい。締め付けが足りない場合、流体の漏れの原因となります。 - 直線状でご使用の時は
ホースは加圧時に±3%程度の長さ変化が生じることがあります。この為、ホースを直線状で使用する場合、ある程度たるませて取り付けるようにして下さい。 - ホットホースを固定するのにワイヤーや結束バンドなどを使わないで下さい。
ワイヤーや結束バンドなどで固定すると、ホースに局部的な圧力がかかることになり、ヒーターに悪影響を及ぼし、不具合の原因となります。 - 同一のホットホースにて雰囲気温度が変わるようなセッティング方法(例:一部のみ保温断熱材をカバーする、1部のみ冷暖房の風が当たる、2本以上のホットホースを束ねて使用する等)は避けて下さい。
設定温度まで加温しない、異常過熱をおこす等、不具合が発生する可能性があり、内管破損等ホットホースの故障の原因となります。
ホットホースは一定期間取り付けてるのとその形状になじんだ曲がり癖がつきます。機器の交換、点検、補修等の為ホットホースを取り外し、再度取り付ける場合は元の状態のまま取り付けて下さい。尚、取り外し、再取り付けの際にも必ず電源を切り、通電していないことをご確認下さい。
高圧樹脂ホース
●急激な曲げやねじれた状態で配管しないでください。
小さい曲げ半径で無理に配管するとキンク(折れ)の原因となります。規定の最小曲げ半径以上で配管してください。
また、ホースをねじれた状態で固定するとホースの動きや繰り返し加圧により寿命の低下や破損、継ぎ手の緩みなどの原因になります。
配管する場合はねじれが生じないようにご注意願います。
ねじれが増すごとに寿命は著しく低下します。
取り付けの際は十分注意して固定願います。
●使用温度により耐圧性能が低下することをご理解下さい。
ホースにはそれぞれ使用温度範囲が設定されており、使用温度が上昇するにつれてホースの耐圧性能は低下します。
常温環境下では問題ありませんが高温環境下や高温の流体をご使用の場合はご注意下さい。
環境や使用温度が増すごとにホースの破壊圧力(B・P)は低下します。
当社規定の最高使用温度までは規定の圧力でご使用頂けますが使用温度が上がるにつれホースの寿命が短くなることをご理解下さい。
●ホースの長さは多少余裕をもってお選びください。
ホースは加圧時に±3%程度の伸縮変化を生じることがあります。ホースに引張り応力が加わらないよう、適当な緩みを与えてください。
●継ぎ手接続は、しっかり行ってください。
高圧ホースの継ぎ手はしっかりと締め付けてください。締め付けが足りない場合、流体の漏れの原因となります。また、締めすぎると継ぎ手の破損等の原因となります。
適正な締め付けトルクに関しましては下記の表をご参照ください。
管用ねじ:PF(G) | 1/8 | 1/4 | 3/8 | 1/2 | 3/4 | 1インチ |
---|---|---|---|---|---|---|
締め付けトルク N・m(kgf・m) |
15(1.5) | 25(2.5) | 34(3.4) | 64(6.4) | 132(13.2) | 196(19.6) |
ユニファイねじ:UNF | 7/16-20 | 1/2-20 | 9/16-18 | 3/4-16 | 7/8-14 |
---|---|---|---|---|---|
締め付けトルク N・m(kgf・m) |
25(2.5) | 30(3.0) | 40(4.0) | 50(5.0) | 60(6.0) |
●継ぎ手の傷にご注意ください。
高圧ホースを取り付ける前に、継ぎ手・使用するニップル(アダプター)・機器接続継ぎ手のメタルタッチ部分・ネジ山に傷がついていないかご確認ください。また、ニップル・機器側接続継ぎ手に傷があれば、交換してください。
●外装コーティングについて。
クリーニングなどの目的で溶剤を用いて樹脂外装を拭き上げると、素材が侵食され、変色、硬化、クラック、剥がれの原因となります。
フレキシブルヒーター
- フレキシブルヒーターは防爆仕様にはなっておりません。
引火しやすいものに取り付けたり、引火しやすいものの近くでの使用は絶対にしないで下さい。 - テープヒーター・カバーヒーターは防水処理はされておりません。
感電する恐れがある為、水中でのご使用や、直接水を掛けたり、湿気の多い場所・屋外でのご使用は保管も含め避けて下さい。
また、防湿・防滴仕様も防水ではありません。 - 電源を切って取り付けを
フレキシブルヒーターの取り付けの際には、必ず電源を切り通電していないことを確認後取り付ける様にして下さい。
通電したままですと感電する恐れがあり大変危険です。 - 加温中は、ヒーターにさわらない
ヒーターの加温中は、表面が非常に高温になっております。
ヒーターに直に触れると、火傷を負う恐れがあり危険です。 - 過度の衝撃を与えない
極細のヒーター線をより合わせた発熱体ですから、断線の原因になりますので、ものを乗せたり、折り曲げる、捻る等、過度の衝撃が加わることの無いよう御配慮下さい。 - ヒーターを重ねたり、浮かして取り付けない
異常昇温を起こし、ヒーターの断線・漏電等の原因となりますので、絶対に重ねたり、浮かして取り付けないで下さい。- フレキシブルヒーター取り付けの際には
- 取り付ける部分に水・油・埃等が付着していないことを確認する。
付着していればウエス等で完全にふき取る。 - センサーを取り付ける。(原則として中央部、さらに必要に応じ温度ヒューズも使用する)
- 被加熱物にアースを取り付ける。
- 必要に応じ保温材を均等に取り付ける。
- 上記、全ての作業が終了してからリード線を接続する。
納入直後のフレキシブルヒーターに限り、においや煙が出ることがあります。
製作過程でサイズ(糊料)を使用している為、このサイズが焦げてにおいや煙が発生します。